このブログのタイトルにもある「シェンノワール」っていったい…
ということで、まずはそのご説明から。
シェンノワールとは、フランス語 「chien noir」のカタカナバージョンです。その意味は「黒い犬」、シェンが犬でノワールが黒を指します。(ちなみに黒猫はシャノワール「chat noir」と言うそうです)
そして、そのシェンノワールを固有名詞として使っているのが、犬専用賃貸のマンション名「シェンノワール」です。
犬専用賃貸マンション「シェンノワール」は、ワンルーム6部屋+大家自宅からなる(ちまたで流行りの)賃貸併用住宅で、2016年7月から開業しています。入居者には、私達大家を含め全員が犬を飼っている(orこれから飼う)という共通点があり、「飼いたい人はペットを飼ってもいいですよ」というペット可の賃貸とは一線を画しています。犬を飼っていない人もいるペット可賃貸とは違って鳴き声や匂いの悩みはお互い様、隣りを気にしてビクビクすることもありません。
そして、犬専用をうたうからには、設備も少し犬寄りです。散歩から帰宅した時に使える共用の足洗い場や、ウンチやペットシートなどを捨てられる排泄物専用のゴミ箱、各戸にあるリードフックやエアコン遠隔操作用リモコンなど、“あったら便利”な設備が備わっています。
さて、そんな愛犬家にフォーカスしたシェンノワール、最大の強みは何と言っても、私達大家が1つ屋根の下に住んでいることでしょうか。
ふつう、大家のいる物件は気を遣うからという理由で嫌がる人が多いと思います。それが賃貸併用住宅のデメリットなので、通常はなるべく入居者と顔を合わせないよう出入口を分けた設計をしたりします。でも、シェンノワールには、そのようなデメリットを超えるメリットがあります。それは、「大家=“もしも”の時のバックアップ要員」であるという点です。震災などの災害や突然の入院・出張など、想定外の出来事で家に帰れなくなった時、連絡ひとつで留守番をしている愛犬を守ってくれる人、それがシェンノワールの大家であり、“いたら便利”な存在です。
もちろん、そんな想定外なことが起こらないことが入居者にとっても愛犬にとっても一番であり、私達大家の出番が来ないことがベスト。でも、備えあれば憂いなし!入居者の皆様が少しでも安心して犬を飼える賃貸マンション、それが「シェンノワール」なのです。