一人暮らしで犬を飼ってみた④〜パピー期編

「一人暮らしで犬を飼ってみた」第4弾の今回は、生後6ヶ月までのパピー期編です。

我が家に来て1週間目からお留守番生活が始まったKarubiとシングルマザーの戦いの日々、見た目的にはそれはそれは可愛いKarubiでしたが2度と戻りたくない大変な毎日でした…。

■ 生活サイクル

自転車通勤ができる距離に引っ越したのはお昼休みに帰れるようにとの思いからですが、出勤前もゆっくりとできたので生活サイクルはマズマズだったと思います。

6:00 起床→散歩
7:00 朝食(人+犬)
8:30 出勤
12:00 一時帰宅→昼食(人+犬)
12:30 再出勤
18:00 帰宅→散歩
19:00 夕食(人+犬)
21:00 入浴
23:00 就寝

正直なところ入浴や就寝時間はあまり覚えていませんが、幸いにも部署異動の直後だったこともあり、特に仕事も残業もなく、規則正しい生活を送っていたように思います。

■ 生活環境

お師匠様のアドバイスに基づき、こんなルールの下で生活していました。

・極力イタズラ出来ない環境に
パピー期は飼い主との関係を構築する大切な時期、叱るのは必要最小限にすべきとのこと。なので、叱る要因となるイタズラに繋がるものは極力置かないことが求められます。

私はブログを書くためにノートパソコンを毎日使っていたのですが、コードやLANケーブル(当時はまだ有線)など仔犬の大好物を放置しないよう、毎回パソコンをクローゼットにしまっていました。(もちろん危険なこともあり各種電源コードは隠していましたが、実際は下記のとおり 涙)

・暖房はつけない
ほとんどの犬には夏毛と冬毛の時期があります。季節の変わり目を感じ取り、自然と換毛が始まるのですが、冬に暖房、夏に冷房と人間に合わせた生活をしていると、この換毛センサーがうまく機能しなくなる可能性があるとのこと。

なので、Karubiが来た12月以降、私は家の中でもダウンジャケット+手袋を着用し、春まで暖房を使わない生活をしていました。(ここまでやれと言われたわけではありませんが、なにぶんストイックなもので…)

・車では歌わない
一人暮らしで犬を飼うメリットに「家の中で会話がない」というものがあります。犬にとっては飼い主の発言=コマンドと思い、とても反応が良くなると聞きました。
なのでこのメリットを最大限活用するために、Karubiとのドライブでは音楽を聴いても一緒に歌わない、というルールを守ってました。(もちろん車でも暖房は入れず…)

■ 問題のお留守番は…

毎日のお留守番、それは惨たんたるものでした…(涙)
その頃のブログ読むとあの時の精神状態がフラッシュバックするような胸のざわつきを覚えます。

最初のお留守番(1週間の休暇明けのお留守番)で、Karubiは天井のないサークルから脱走してしまったため(今思えば天井がない時点でNGですが)、翌日からはどうせ脱走するからと早々にフリーで過ごさせることにしたのです。

これまで実家で飼っていた犬たちは軒並み外犬(ゴン太もパピー期は外犬)だったので、室内での仔犬の破壊力を知らなかったからこそできた決断でしたが、たった2日でフリーにしたことを後悔する羽目になりました。

食いちぎられたコード類は計6本、2年後の引越しで廃棄したものは、ベッド・羽毛布団・ソファ・テーブル・カーペット・プリンタ・コンポ・カーテンと、ほぼ部屋中すべてのものでした…。(もちろん壁や床も被害に会い、退去時の修繕費は40万円 汗)

このお留守番時の破壊行動は、私が在宅中はいっさいやらないので、現行犯で叱ることができないという厄介なもの。
なんとかしようと、休日いつもと同じ様に出勤する振りをして、Webカメラで外から監視し(このとき真冬…)、イタズラしたら速攻戻って叱る、というのを1日何度も、そして数回ほどやったのですが、結局イタズラは1歳近くまで止まらなかったです。

実際何がツライって、物理的な損害以上に、帰宅して惨状を目の当たりにし、怒りに震えながら片付けることが本当にキツかったです。逆上のあまり暴力を振るってしまったこともあり、Karubiは2年くらいは、怯えながら喜ぶという変な態度で私の帰宅を迎えている状況でした…。
(暴力なんて絶対NGなのですが、そのくらい追い詰められることもあるのです…)

もちろん何度もケージ(今度は天井付き)に入れようかと思いました。でも「一度入れたら、もう怖くてフリーでお留守番させられなくなるよ」というお師匠様の言葉と、ケージの中に入れられたKarubiがこの物凄いエネルギーをストレスとして溜め込んでしまうことの怖さから、「次の引越しは寝室と犬の部屋を別にするぞ!」という夢を抱きつつ日々の戦いを続けることを選んだのでした…。

■ パピー期のトレーニング

犬を飼った動機が“がっつりトレーニング”の私です、毎週末のお師匠様レッスンに加え、毎日のトレーニングは欠かしませんでした。
当時のブログによると、この頃はこんな事をやっていたようです。

【しつけ】
・甘噛みの禁止
・拾い食いの禁止
・玄関チャイムに吠えさせない訓練
・いろいろな場所や人、犬に対する社会化
・アイコンタクト
・飼い主主導の散歩

【トレーニング】
・各種コマンドの強化
→座れ、伏せ、待て、来い、乗って、下りて、ジャンプ、ゆっくり、持って来い、ついて、etc…

↓真ん中がKarubi。生後3ヶ月弱で「待て」が出来ました。

パピー期は、飼い主との関係を悪くしないためにも、トレーニングは遊びながら楽しく!がモットーなのですが、なにぶんストイックな私なので鬼の形相でやっていたかと思います(汗)

※この辺りの詳細は、ブログ「Karubiとともに。」の以下の記録ページをご覧ください!
生後2ヶ月
生後3ヶ月
生後4ヶ月
生後5ヶ月
生後6ヶ月

以上がパピー期編です。
この頃の私は、「この時期を失敗したら大変なことに!」くらいの感覚でいたので、一心不乱に、仕事以外はKarubi一色の生活を送っていました。
そして毎日帰宅後の片付けの日々に、本当に消耗しきっていましたが、やっぱり振り返ると楽しかった…と言えるかな?いややっぱり難しいかな…。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする