一人暮らしで犬を飼ってみた①〜動機編〜

前回の「一人暮らしで犬を飼うこと」では、なんだかんだと厳しいことを書きましたが、本心は「人生今一つと思っている人は犬を飼うと何かが変わるかも!」なのです。でも、安易にオススメして後悔する人や可哀想な犬を増やしてしまうことはあってはならないとも思っています…。

さて、ここからは、実際に一人暮らしで“黒い犬”のKarubi(甲斐犬♀)を飼っていた私の体験談です。これから犬を飼おうとする人の参考になれば、と思いますが、甲斐犬を飼ってしまうような私のパターンはあまり参考にはならないかもしれませんね…。

■ キッカケは実家の犬

Karubiを飼うに至る1年前、実家で保護犬の仔犬:ゴン太(雑種♂推定4ヶ月)を飼い始めました。

犬好きの私は、一人暮らしの自宅から、毎週末犬に会うために実家に帰るというハードスケジュールを(勝手に)こなす羽目になりました…。

実家では私が小1の時から犬を飼っており、その仔で3頭目。これまでと同じように適度なしつけをしつつ家族みんなで可愛がっていたのですが、当初数キロの体重も1歳を迎える頃には20キロ超え…。引っ張る力もハンパなく、散歩の時はリードを腰に巻きつけて、かつ体を30度ほど後ろに傾けなければならないという、足腰が鍛えられる毎日になりました。
そんな時、たまたま行ったドッグランのオーナーから「頭がいい犬だしトレーニングで治ると思いますよ」と言われ、ドッグトレーナーを紹介してもらうことになったのです。

■ 犬ってスゴイ!

あれは忘れもしない2009年のGW(日にちは忘れました 笑)、ドッグトレーナーが実家にやってきました。1時間ほど犬とはなんぞやのレクチャーを受け、家族みんながやる気に燃えて引っ張り癖を治す決意をして、楽しみながら無事に初回レッスンを終えたのですが…

この後の出来事が私の人生を変えることになりました。

そのトレーナー、2頭の甲斐犬を連れてきていました。

見た目こそ恐ろしい彼らですが、「待て」と言われればピクリともせずじっと待ち、「来い」と言われれば疾風のごとくやってきて、トレーナーの前でピタッと止まるという離れわざを見せてくれたのです。

何これロボット?
犬ってこんなこと出来るのーっ??

と、興奮が止まらなかったのを覚えています。

■ トレーニングにハマる

そんな衝撃もあり、すっかり犬のトレーニングにハマってしまった私、無趣味な人間が趣味を持つともう止まりません。
トレーナーをお師匠様と崇め、その後も2ヶ月ほどゴン太のトレーニングに明け暮れたのですが…、ゴン太のトレーニングが週末しか出来ないことや家族の予定でレッスン日が左右されることにもどかしさを感じはじめます。自分が飼えば毎日トレーニングできて毎週末レッスンしてもらえるのに!と…。

ある日、思いきってお師匠様に「一人暮らしのサラリーマンでも犬は飼えますか…?」と聞いたところ「飼えるよ、俺もそうだったよ」という思いがけない返事が!

そこからは早かったです。
会社から昼休みに帰れるペット可賃貸に引越しをし、お師匠様に犬種を相談し(勧められたのが甲斐犬…)、お師匠様に犬を選んで貰い、その年の12月にはKarubiとの二人暮らしが始まったのです。

■ 犬を飼った目的はトレーニング!

飼うに至った動機が「がっつりトレーニングがしたい!」でしたので、Karubiとの最初の2年弱は、本当にトレーニングに明け暮れる毎日で、悩みながらも楽しい毎日でした。(その頃のことは、ブログ「Karubiとともに。」に書き綴っていますので、よろしければ暇つぶしにどうぞ!)

以上が動機編です。
犬を飼う動機は人それぞれかと思いますが、命を預かるということは同じ。幸せな犬生を過ごさせてあげなければなりません。自分が何をしてあげられるのか、お互いにとって何がベストなのかを考え、実行することが飼い主の仕事であり責任だと私は思います。

そんな訳で「一人暮らしで犬を飼ってみた」シリーズの第二弾は、②〜準備編〜を書きたいと思います。

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